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天獄ストラグル -strayside- 感想

どうも、レナです。

 

獄ストフルコンプしました。

ネタバレありの辛口感想になります。

主人公の生前等の重大なネタバレ部分は最後にワンクッション置いて書いてます。

 


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・あらすじ

ある日、天からおろされた蜘蛛の糸により、地獄の罪人達が脱獄してしまう。

新人獄卒である主人公は、父の閻魔大王に信頼のおける罪人:石川五右衛門達とともに脱獄囚を捕縛するよう命じられる。

浅草に降り立った主人公達が脱獄囚らを監視していると、脱獄囚達は罪人:絲ノ比丘尼の元に集結し、罪を帳消しにできると謳うアプリを配信しだしてー。

 

 

共通√は男嫌いの主人公と女嫌いの五右衛門達が打ち解けていくところまでで、選択肢なしの読むタイプ。

個別√はSTAGE1~14まで。大体STAGE10くらいでBADかHAPPYになるか分岐され、どちらのENDでもキャラの語り?があるんですけど、その演出はBADの方がちょっと凝ってる感じがしました。

最初は【誉那・写楽菊之助】の3人が選べて【JacK】→【五右衛門】と攻略制限があります。

運命枠が五右衛門なんですけど、序盤からめっちゃ匂わせてました(笑)

 

主人公は序盤からウエメセ強気系っぽくて微妙かもと思ったんですが、プレイしてたら慣れたというか…それでもJacK√での思考は???でしたが。

 

スチルは差分含めて26~35枚。選択肢で判血印という愛キャッチみたいなのが出るんですけど、BAD・HAPPYが大きく書かれているので攻略簡単です。

おまけでMEMORYがあり、そこにキャラの自己紹介やエピローグ・日常SSがあります。

またトップ画面に好きなキャラ・衣装・背景を表示できるカスタム機能もあります。

 

画面上で吹き出しのような演出だったり、立ち絵も結構変わる印象があったのでポップな雰囲気で視覚的には結構楽しかったです。

 

 

シナリオは…合わなかった。

主人公達が同じ屋根の下で暮らしているので、ワイワイ感があって良かったと思うんですけど、男嫌い・女嫌いの設定の割には打ち解けるの早すぎん?って思いましたね。序盤のところとかリアルにえ?って言ってしまいました(笑)

個別√も√入ったらすぐ好きになってるから追いついていけないというか。

意識しだしてからのモダモダしてる感じはいいんですけど、その前にいつ好きになった?って気持ちがあって乗り切れませんでした。

個人的には恋愛過程が薄いというか、過程あった?くらいの気持ちでした。

 

あと犯すとか初っ端から言われるけど、他にも攻略キャラ以外のサブ・モブキャラも性的な言葉が結構あったように感じました。性被害も多いし。

オラソワのようにテーマ・世界観がアダルト寄りなものだったら違ったんだろうけど、地獄が舞台とはいえ15対だし、そういう世界観だと思っていなかったので、余計に性的な描写多いなって感じましたね。

 

煩能バトルは共通√でコテンパンにされる1回と個別√でちょっとくらいで、脱獄囚達を監視はしてるけど、出会ったら普通に話したり、そこまで緊張感がないので盛り上がりに欠けたかな。

ユルユルしているライトな世界観だからこそ、性的表現が目につく感じでした。

 

 

私は誉那のウブカワヤンキーっぽい武士なところとか、写楽のひねくれた感じとかは結構好きだし、発言は置いといてキャラ自体は良かったと思ってます…が。

個別√は誉那はキャラ萌えで終わり、写楽はキャラは好きだけど萌えきれず。菊之助は薊が占める部分が多かったし、JacK√は主人公が???だし、五右衛門√は途中まで良かったけど、後半色々詰め込まれすぎてなぁ。

 

キャラ設定に個人的地雷な部分も2つほどあって、元から楽しめればな~って気持ちでプレイしていたけど、その気持ちを上回る面白さが無かったのが残念でした。

 

 

 

個人的な地雷については、攻略キャラ・主人公の生前のネタバレ&一部特装版冊子中身に触れているので、一応ワンクッション置いておきます。

地雷 写楽が生前で【受け入れる側として体の関係があった】こと。

母の薬代のためなので進んで陰間として働いていた訳ではないし、同性が好きな訳ではない。客との間に愛もない、ただ男女ともに相手と体の関係があっただけです。

現在じゃなくて生前の話だし、さらっと語られるので相手役の顔が出るとかそういうのもないです。男色は昔からあるし、時代を考えるとっていうのは分かってるけど。

 

ただただ私が「好きな男は抱かれてほしくない」というだけ。

これが仮に女に攻められて受け入れるというパターンでも地雷だし、何がなんでも攻略キャラというか好きな男には後ろを守っていてほしいだけなので。

それに何より攻略キャラが掘られてるっていう設定を乙女ゲームに入れられたのが…。乙女ゲーでまさかそういう設定のキャラが攻略対象と思ってないし。これがBLゲーとか18禁なら、地雷だけど理解できたんですが。

 

特装版冊子も知ってる陰間が客に殺されたとか、陰間は女の代わりで細いのが好まれる15歳までが売り時とか…少しだけ書いてあるけどそんなの読みたくはない(笑)

正直これが男相手だろうと攻め側なら全然ひっかからないんですけどね。

獄ストで1番好きなのが誉那なので、もしこの設定が誉那だったらガチ泣きしてたかもしれません(汗)

 

 

そして似たようなことですが、もう1つ。

主人公が【生前レイプされているのが避けられない設定】なこと。

上に書いた地雷と似ているんですが、好きな男と付き合う人は好きな男以外に体を受け入れてほしくない。BADとかの分岐で襲われるなら、BADだしなって全然気にしないんですけど、今回は絶対避けられない生前にレイプされた事実があるのが辛かった。

主人公は全く悪くないけど、そういう設定が地雷なのでどうしようもない。

 

てか、地雷云々の前に普通に胸糞悪い。犯人は主人公への強姦だけでなくて、その前に目も潰してるし、里も五右衛門も売ってるし、最悪でしかない。

なのにお前が悪いと言って最後まで反省してるわけでもなし、生きてた時の方が辛かったと捕まっていても堪えていないところにも腹が立つ。

五右衛門にもおい!と思ってしまったんですよね。途中までは本当に良かったのに。

レイプされて殺されてると知って、もっと犯人をぶちのめすくらい怒ってほしかった!

そして酷い目に合わされたんだろうと想像出来ているなら、主人公に対しては犯すとかそういう事を言わないでほしかったな。

 

 

長くなりましたが、そんなところが地雷でした。

自分の嫌いな設定は分かってるつもりなので、発売済みなら避けたり、凄く気になるゲームなら地雷を覚悟してプレイはするんですけどね。某ゲームとか…。

獄ストは15対だし、世界観的にも性的要素が多いと思ってなかったので、ちょっと騙された感があったというか。そういう設定がまさかBLでも18禁でもないCERO Cの乙女ゲームでぶち当たるとはって感じです。

 

てか、菊之助もMEMORYでは男に襲われそうになったとかサラッと書いてあったけど、わざわざそこまで入れなくてもよくない?とか思ったり。地雷を含め、全体的にもっとふんわりしたというか、違う表現で書いてあったら感じ方も違ったかと思うんですけどね。

 

 

とりあえず全部のシナリオをちゃんと知ってから感想書きたいと思っていたので、無事にプレイし終えて良かったです。地雷もだけど、恋愛過程がないように感じて乙女ゲーとして楽しかったと思えなかったですね。

2作品やって合わないと確実に分かったので、今後はこのライターさんの作品は控えるかな。

 

なんか青春!みたいなゲームをプレイしたくなりました(笑)

 

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